2008年11月16日 22:26
日曜日が終わってゆくのだなあ、と思った途端、胃がキリキリと痛み出しました。
どんな仕事でも勤め始めが大変なのは同じでございますから、苦にせぬつもりでおりますが、わたくしの存在をあまり快く思っていない人間の出現は辛いものでございます。
病院というもののヒエラルキーに則れば、臨時職員で無資格者で、しかも仕事もできないとなれば、目障りなのでございましょう。良くしてくださる方もありますが、組織の構造的問題もあり、わたくしの勤務しております科は、そういった問題の吹き溜まりのような状態にもなっておりまして、そのことも頭痛の種と申しますか、胃痛の種でございます。
それを遣り過ごすために、本を読むしか術がないというのもまた、情けない話でございますね(苦笑)
そんな投げ遣りな読書であっても、良い本に出逢えましたのは大層幸いでございました。
久々、骨のある文章に出逢えたと思いましたのは、森達也氏の『メメント』。死について思い巡らした徒然であるとの惹句が付されておりましたので、祖母が亡くなった折に何となく手に取りました。元々は映像作家を生業としておられた方で、そのものの見方、切り口、掘り下げる加減、心底面白うございました。もう一冊、『世界はもっと豊かだし、人はもっとやさしい』を待機中。
こんなものも書いていたのだなあ、と興味深かったのが西條八十の『女妖記』。虚実入りまじっているとは言え、八十の女性たちへ向ける眼差しがなかなかに好もしく、なおかつ描かれている時代の雰囲気が素敵でございました。
昨日、読み終わりましたのが沢木耕太郎氏の『凍』。以前から文庫化されるのを心待ちにしておりましたら、ようやく先月末念願が叶いました。待った甲斐がございました。何より、最近良く考えるようになりました”伴侶を持つ”ということをより深く考えるきっかけともなりました。多分、もうそのことから逃げずに、きちんと向き合えるようになるのではないかと思うのでございます。
同時期の新刊であった『フジコ・ヘミング 魂のピアニスト』も昨夜から読み始めて、本日読了。今、自負を持って立っていることが難しいわたくしには、何よりも必要な一冊でありました。
今月後半には橋本治氏の『双調平家物語』の文庫化が始まりますし、来月はジャン・ジュネの『花のノートルダム』がずいぶんと久しぶりに文庫本で出版されます。
手つかずのまま積んである本もございますので、しばらくは切れ間なく本を読めそうでございます。
これでお話が書けるようになれば、胃の痛みももう少し軽減できそうなのでございますが…。
どんな仕事でも勤め始めが大変なのは同じでございますから、苦にせぬつもりでおりますが、わたくしの存在をあまり快く思っていない人間の出現は辛いものでございます。
病院というもののヒエラルキーに則れば、臨時職員で無資格者で、しかも仕事もできないとなれば、目障りなのでございましょう。良くしてくださる方もありますが、組織の構造的問題もあり、わたくしの勤務しております科は、そういった問題の吹き溜まりのような状態にもなっておりまして、そのことも頭痛の種と申しますか、胃痛の種でございます。
それを遣り過ごすために、本を読むしか術がないというのもまた、情けない話でございますね(苦笑)
そんな投げ遣りな読書であっても、良い本に出逢えましたのは大層幸いでございました。
久々、骨のある文章に出逢えたと思いましたのは、森達也氏の『メメント』。死について思い巡らした徒然であるとの惹句が付されておりましたので、祖母が亡くなった折に何となく手に取りました。元々は映像作家を生業としておられた方で、そのものの見方、切り口、掘り下げる加減、心底面白うございました。もう一冊、『世界はもっと豊かだし、人はもっとやさしい』を待機中。
こんなものも書いていたのだなあ、と興味深かったのが西條八十の『女妖記』。虚実入りまじっているとは言え、八十の女性たちへ向ける眼差しがなかなかに好もしく、なおかつ描かれている時代の雰囲気が素敵でございました。
昨日、読み終わりましたのが沢木耕太郎氏の『凍』。以前から文庫化されるのを心待ちにしておりましたら、ようやく先月末念願が叶いました。待った甲斐がございました。何より、最近良く考えるようになりました”伴侶を持つ”ということをより深く考えるきっかけともなりました。多分、もうそのことから逃げずに、きちんと向き合えるようになるのではないかと思うのでございます。
同時期の新刊であった『フジコ・ヘミング 魂のピアニスト』も昨夜から読み始めて、本日読了。今、自負を持って立っていることが難しいわたくしには、何よりも必要な一冊でありました。
今月後半には橋本治氏の『双調平家物語』の文庫化が始まりますし、来月はジャン・ジュネの『花のノートルダム』がずいぶんと久しぶりに文庫本で出版されます。
手つかずのまま積んである本もございますので、しばらくは切れ間なく本を読めそうでございます。
これでお話が書けるようになれば、胃の痛みももう少し軽減できそうなのでございますが…。




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